ISOって役立つの?

  • 2008/01/11(金) 14:27:01

ISOを取得している企業は、ISOの取得が自社にとって役立っていると感じているか?
答えは、YesでもありNoでもあると思います。

「役立っている」と感じている会社は、良いか悪いかは別として限りなく現状のやり方を変えずに認証取得し、認証登録されたことをスタートとして捉え、そこから現状の悪いところや弱い部分を真摯に受け止めて見直して行くという活動にISOをうまく利用しています。

一方、「役立っていない」と感じている会社は、現状のやり方はそっちのけで、執拗にISOの要求事項に拘り、理想を絵にかいたようなやり方をつくりあげて認証取得し、実際は今までのやり方を変えることができず、ISO用に定めた形になったやり方は、ほとんどが現状では運用されることなく、審査の時にやっているように見せかけるために、日頃の活動とは別に管理をさせられることになっています。
こうなると、現状の何が良くて、何が弱いかも把握できなくなり、見直す部分も見つけられずに継続的改善ができなくなる。 ・・・よって「ISOは役に立たない」となります。

まだまだ多くの企業は、後者のほうであるようですが、現状のやり方とISO要求事項を照らし合わせて考えることは、けして簡単なことではないのも事実で、規格の解釈ができて、自社の活動をすべて洗い出す力量も必要とされます。
しかし、ここを避けて、現状に合わせたコンサルティングをしてくれないISOコンサルに依頼したり、なんとか自力でやり通そうと他社の真似や参考書などに頼って構築したりすると「役に立たないISO」を背負うことになります。

昨年1年を漢字に表すと「偽」ということでありましたが、偽りを続けるほうが辛くて、良いことなど何もないことに気づかねばならないと思います。